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進化論の難題(その3)

砕けなかった褶曲

地層が露出している場所に行くと、しばしば褶曲(地層が湾曲、または折れ曲がっている)が見つかります。写真(筆者撮影)は、和歌山県すさみ町の海岸にある“天鳥の褶曲”で、5mくらいの高さの岩に急激に折れ曲がった見事な褶曲が見えています。

進化論では、「地層とは一枚の地層が積もるのに何十万年もかかるので、分厚く何層にも重なった地層は地球の年齢が46億年である証拠である。」と言います。しかし、徐々に堆積して固まった地層が折り曲げられたのなら、その曲がった部分はひび割れて砕けているはずなのです。しかし、写真のように、そうではありません。

“褶曲”は世界中のどこにでもあり、褶曲でできた山脈も世界中に存在しています。(ヒマラヤ、アルプス、日本の火山以外の山々もそうです)。そして、山の下から上まで全体に褶曲していますが、どこもほとんど岩が砕けていないのです。これは、現代地質学の未解決な謎です。

しかし、聖書に書かれた、“世界を覆ったノアの洪水”という大激変が本当にあったのなら、一気に地層を堆積し、できたばかりの地層全体が柔らかいうちに褶曲して固まることは何ら不思議ではありません。

「こう言い張る彼らは次のことを見落としています。すなわち、・・・当時の世界は、その水により、洪水におおわれて滅びました。」 (Ⅱペテロ3:5、6)